コロナウイルス対策で、休校、部活動禁止の中で、個人がどのようにこの期間を過ごしているかに、春以降の全てが決まるといっても過言ではない状況である。
小山高校サッカー部は、勉強に、体力作りに、サッカーの技術向上にと、どの程度頑張って自分を追い込んでいるだろうか?
時間は、めちゃくちゃあると思う。
これをどう使えるかどうかっているのが、サッカー部としての未来に変化を与えるだけでなく、個人としても、このコロナ対策の期間にやれたことが、この先の人生でずっとずっと、大きな糧になってくると思う。
ある種の修行だと思って、勉強と自主トレに励んでほしい。
以下は、三浦知良のグアムキャンプの様子の記事である。
参考までに。
今季、13年ぶりのJ1の舞台に臨む横浜CのFW三浦知良(52)が、自主トレ先のグアムで本格的なトレーニングをスタートした。早朝5時40分の体幹トレから始まり、スパイクを履いてボールを扱うなど、早朝・午前・午後の3部練習を敢行。例年より早いJ開幕に備え、直近5年間で最速の“始動”となったプロ35年目のキングの一日を、田中雄己記者が「見た」。
キングの朝は、早すぎた。午前5時20分に起床し、自室で体幹トレを済ませたカズが現れた。午前6時前。辺り一面真っ暗で1メートル先すら見えない暗闇の中、同行するJ2松本のDF田中隼磨(37)やスタッフらと黙々と始めたランニングでは、気配と足音だけが響いた。「少し抑え気味に」と言いながら、途中激しいスコールに見舞われてもペースは乱れず。設定タイムで4・15キロを走り終えた。
長年、自主トレに帯同するスタッフの一人は「明日同じ時間に来ても、カズさんは同じことをしている。1分も違わずに繰り返している」。昇り始めた日差しは、後光のようにすら感じた。
Jクラブ在籍選手にとって今はオフの真っただ中。多くの選手が体を休めるが、カズは違う。シーズン中にはできない体づくりをすることに重点を置き、今季は「2月にはギアを上げていくよ」。例年より早い開幕(ルヴァン杯・2月16日、J1・同21日)をにらみ、17年目を迎えた恒例のグアムトレの始動を早めた。
プロ35年目。日本サッカー界のパイオニアとして積み重ねたキャリア、経験、スター性。カズを構成する要素は数えきれないが、尊敬してやまないMF松井大輔(38)=横浜C=や中村憲剛(39)=川崎=らは「何より気力」と口をそろえる。
この日もそうだった。約11時間をまたぐ3部練習はもちろんだが、屋外のメニューでは今季初めてスパイクを履き、満面の笑みでボールを蹴った。午後のジムワークではトレーニング器具のわずかな間をドリブルで移動した。片時もボールから離れたくない。52歳のレジェンドが、初めてサッカーボールを手にした少年のように見えた。この変わらぬ情熱が、気力の源。「3部練習? 全く長いとは感じないね。同じことを繰り返していく。これが僕のルーチンだから」。35年目もキング健在。“らしさ”詰まった本格始動となった。(田中 雄己)
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