Kくん

3年生は今卒業テストの真っ只中です。
半日テストをやって下校という流れです。

そんな中、昨日も今日も学校の3階の教室に1人残り、完全下校の19時まで、黙々と勉強をしているKくんの姿がありました。

Kくんは、サッカー部の生徒ではなく、弓道部の生徒です。

弓道部はもちろん引退していますが、弓道部の現役の頃も今と同じように、平日は朝から19時までギリギリまで、土日も最後の最後まで自主練習をする努力家でした。

弓道部の活動が終え、受験勉強に切り替えてからも、弓道部の時と同じように、平日は朝早くから19時まで、土日も学校に来て勉強しています。弓道部の活動を通して、
『目標に向かって努力を重ねる』
このことを学び、
それを他の分野でも活かせています。

本当に素晴らしく、応援してあげたくなるし、少しでも彼の為に何か出来ないだろうかと心から思えるKくんです。


Kくんは、過日行われたセンター試験で思うような結果が得られず、志望校合格に向けてはかなり厳しい状態となりました。志望校を下げるという選択肢もあったのですが、
『志望校は変わらず勝負したい』
と担任に強く伝えたそうです。

そして、その言葉通り、今日も頑張っています。


今、世の中の高校三年生は『受験』という大きなものの真っ只中ですが、
受験勉強で得られるものが、『志望校合格』だけならば、受験勉強に大した価値はないと思います。

受験勉強で得られるものは、
『目標を達成する為に最後まで努力できる人間力』
 
『例え不利な状況になっても信じて諦めない精神力』

『支えられて、応援されていることを心から感じることによる感謝の力』

こんなものが得られ、
後々の人生のさまざまな場面で、
自分自身の背中を強く押してくれるのではないでしょうか。


だから、受験もサッカーも
結果が全てではないのです。 

結果とは、得られるもののうち、実はほんのちょっとしたものなのです。

本当に人生にとって
大事なことを得ることが、
受験勉強や部活動の価値でしょう。



Kくんの未来に幸が多くあることを願います。

あきらめずにやり切ろう。
心から応援しています。

kokorozashi family

静岡県立小山高校サッカー部HP

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